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一般的な牛の種類

ルミノ牧場で育てられている牛の種類をより理解いただくために一般的な
肉牛の種類について解説させていただきます。

黒毛和牛

質の良いとされる和牛の中でも、特に黒毛和牛は、遺伝的な特性から、霜の降り具合、肉の色味、締まりなど肉質が大変良く、最高峰の牛肉と呼ばれています。黒毛和牛の肉は、キメの細かく光沢があり、よく締まった赤身で歯ざわりも滑らか。さらに、旨味の効いた脂肪が赤身の間に緻密に入り込んで、細かな霜(サシ)を降らせることで、柔らかく、口の中に入れると舌の上でとろけるような、まろやかな味わいに仕上がっています。この風味と柔らかさが、どの品種にも負けない黒毛和牛最大の魅力です。

交雑種

交雑とは異なった品種間での交配を指し、交雑によって生まれた子牛を交雑種、俗には雑種といいます。異なった品種や系統間で交配を行うと、親牛よりも優れた能力を示す雑種強勢効果が現れるため、体格や発育面で優れた牛が生まれます。
また、交雑種は和種に比べて育てやすく、短期間で出荷できるなど、生産コストの引き下げ、生産量の増加などの利点もあります。そのため近年ではホルスタイン種と和種の交雑種(F1)や、F1雌牛を繁殖に用いた交雑種の生産が増加しています。

乳用種(ホルスタイン)

明治時代から日本に輸入されている乳用種で、原産地は、ライン河河口の低湿地であるオランダのフリーネ地方や、品種名の由来となったドイツのホルスタイン地方です。正式にはホルスタイン・フリーシアン種といいますが、日本では省略してホルスタイン種と呼んでいます。ホルスタイン種は「乳用牛の女王」と呼ばれ、全世界で広く飼育されています肉付きがよく、乳用種ではありますが、生産物としては乳と肉の両方を目的としています。